マネのできない技術が、ここにある。

コンデンス除湿機シリーズとは?

 

環境制御機器の専門メーカーとしての「こだわり」

カンキョーが最初に世に送り出した
空気清浄機

はじまりは子供の健康

カンキョーが創業した頃、米国では「Sick Building Syndrome」という言葉が流行していました。現在ではよく知られている言葉ですが、当時の日本では畳やじゅうたんのダニやエアコン内の雑菌やカビなどがようやく問題視されるようになってきた頃で、ほとんど知られていませんでした。ダニやカビが子供たちのアトピーなどのアレルギーに関与している現状を目の当たりにして、私たちは空気清浄機を開発しました。

空気清浄機ではできないこと

私たちが次に着手したテーマは、「ダニやカビの発生を根本から絶つ」でした。空気清浄機で、粉塵の捕集や空気の浄化はできたとしても、発生源を絶たない限り、ダニやカビなどの「粉塵」は発生し続けます。現代の住宅は気密性が向上したことにより湿気が抜けにくく、ダニやカビの発生しやすい条件がそろっています。そこで、ダニやカビの増加の原因となる湿気を取ることで、それらを発生させないことができないかと考えたのです。

高性能の除湿機をつくりたい

高性能で使いやすい除湿機をつくるためには…

 

最初の試作は紙の上から

 

透明な樹脂成型品で勘合などを細かくチェック

新しい除湿方式でなければ実現できない

日本の国土は多湿な上に、私たちの生活からも実に多くの湿気が発生しています。例えば、洗濯物の室内干しやお風呂場からも、毎日のように湿気は発生し続けます。そこに、住宅の気密性の向上も加わって除湿乾燥へのニーズは高まっていました。
花粉が飛ぶ春も、そして梅雨・秋の長雨、雪が降る冬でも、いつでも確実にパフォーマンスを発揮してくれる除湿機を多くの人が必要としていたのです。
当時の主流であったコンプレッサー式は、本体内の冷やした部位に、室内の空気を当てて結露させ、湿気を取る原理で除湿していました。しかし、この方式は室温が高いときは性能を発揮できますが、本体内の冷やした部位との温度差が小さくなる(室温が下がる)と性能が低下してしまうという弱点がありました。四季のある日本では、まったく新しい除湿方式の開発が不可欠だと考え、コンデンス式の開発がスタートしました。

納得のいく性能が出せるまでに7年の歳月

新しい除湿方式だけにゼロからの開発になり、コンデンス式への道のりでは平坦ではありませんでした。コンデンス除湿機の開発で、一番苦労したのは、「空気の流れ」に工夫をすることでした。何通りも設計をやり直し、素材を選定する試験にもじっくり時間をかけてきました。コンパクトで使いやすく、しかも最高の除湿能力目指して、試作機は60種類以上にもなりました。
実に7年もの歳月を費やし、 室温の変化にほとんど左右されずに除湿することができる、最高の除湿方式が完成。 特許も取得し、カンキョーの新たなオンリーワン技術が誕生しました。

軽さも重要なスペック

もうひとつ除湿機に必要なのが「軽さ」です。
コンプレッサー式は、金属部品が多いので本体重量が重く、移動するのに不便という欠点も抱えていました。
除湿機を使うポイントは家中に点在しており、移動させる必要があるからです。「洗濯乾燥」だけでなく、「寝る前の布団の乾燥」や「窓の結露対策」など…様々な場所で使うので、軽さも重要な性能のひとつなのです。
コンデンス式は、金属部品も最小限で済むので大幅な軽量化も実現することができたのです。

2020年基準を先取り

フロンを使用しているコンプレッサー

最初に脱フロンを実現したコンデンス式

コンデンス式は、コンプレッサーを使用していないので「フロン類」を一切使っていません。
モントリオール議定書により1995年に特定フロン(CFC5種)が生産全廃、1996年から規制の対象になった代替フロン(HCFC)は2020年には実質廃止となり、世界的にフロン類を削減していくようになります。
まさに2020年基準をクリアした方式なのです。

そして、「砂漠に水を」。

造水システムは未来の地球に必要なもの

深刻化する世界的な水不足に、コンデンスは挑戦しています

国連教育科学文化機関(ユネスコ)は、2009年の第五回世界水フォーラムで、水の需要は年々高まり、水不足の傾向は深刻さを増すとし、2030年までには、世界の人口の47%が、水不足が激しい地域に居住するようになると警告しています。
今や世界的な水不足の問題は、どの国においても無縁ではいられないのが現状です。
この問題に対応するための、カンキョーの研究課題の一つが造水システムです。このシステムは、空気中の湿気を取る=水が作れるという「コンデンス式」を発展させたもの。砂漠の真ん中でも、水が確保できるように開発が進められている造水技術です。